tightened rules for cyclists

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よりによって目の前で信号が赤になる。
真夏の炎天下、これほどいやなことはない。

あともう少しで青になる、くらいのところで、
自転車に乗った大学生くらいのカレが、
携帯で話しながらぴゅーっと走ってきたと思ったら、
自転車に乗った警官がそれをぴゅーと追っかけきて、
「ちょっとちょっとー、自転車で携帯はだめだよー。」
とカレを捕まえた。

横断歩道を渡りきって、反対側の歩道の日陰に無事避難して、
しばらく様子をながめる。
声をかけられてもしばらくは携帯での会話を続けていたカレ。
そしてその電話が終わるのを待っていた警官が、
自転車の後ろの箱から何か書類のようなものを取り出す。
あれ、あれは切符を切るのだろうか、と不思議に思ったところで、
自分は比較的時間に余裕の無い出勤行為の途中であったことを思い出し、
仕方なくペダルを踏み、観察を断念した次第。

うーん、カレはチケットを切られたのだろうか?

道路交通法には、自転車での携帯電話の使用に関する罰則は
まだ含まれていないはず、多分。
そして、大阪の道路交通法施行細則にも、
自転車で携帯電話の罰則はないはず、多分。
他の県では、細則として5万円以下の罰金みたいな規定があったと思うけど。
罰則規定がなかったとすると、あのカレは警告書か何かを渡されたんだろうか。

自転車の扱いはここしばらくで随分変わってきている。
無灯火とか二人乗りは以前からまずいものという意識があったけど、
自転車での飲酒運転とか、携帯電話での通話とか、
それらが、「実際にやったら相当のペナルティーを伴うやばいもの」だという認識は
ここしばらくで随分身近に感じるようになったというか
実生活の中で具体性を帯びてきている。

その日の帰り、
自転車をこぎだしたところで、
自分が電話をかけようとしているのに気づく。
その発信をとりあえずキャンセルしながら、
これは他人事じゃないなと思ってしまった。

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