
新聞のコンテンツを電子化することと、新聞自体を電子化することは、全く違うことなのだ。
富士通が製品化した、カラー表示ができて曲げられる電子ペーパーを眺めながら、ちょっと考えた。
電子ペーパーがこれからどんどん進化していって、
コストパフォーマンスが上がって、折りたたんだりすることも普通に出来るようになった時、
新聞はそこにどのように表示されるのだろう。
そのサイズは、やっぱり小さいものになるのだろうか。
A2サイズという現在の大きさは、やっぱり無かったことにされてしまうのだろうか。
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映画「Minority Report」の中で、地下鉄の乗客が電子ペーパー的な新聞を読んでいるシーンがあった。
コンテンツは常に最新のものがダウンロードされていて、
逃亡中のTom Cruiseの顔写真が「wanted」として現れ、
慌てて逃げ出すTom!危うしTom!みたいなシーンだったと思う。
そのシーンでちょっと気になったのは、その電子化された新聞が、
(A2サイズでは無いだろうが、)今ある新聞のサイズそのままだった、ということだ。
そんなことは、ありえるのだろうか。
電子ペーパーが、折りたたむことができるほどまでに進化したとしても、(多分しないと思うが)
せっかく小さく出来るものを、わざわざあんなに大きくすることは無いように思うのだ。
紙媒体の新聞を”そのまま”電子化するなんて考えは、
今あるものをそのまま電子化するだけのさび付いた発想に違いないのだ。
A2サイズの紙に印刷している新聞を、
電子化だけしながら、形態だけは現在のものを維持してやろうなんてのは
ちょっと頭が固すぎるし、今ある”新聞紙”のイメージを守ろうとするための、都合が良すぎる話なのだ。
せいぜいA4程度の電子ペーパーメディアに、
スクロールやズームアップ・アウトが出来る形でコンテンツが表示できる、
くらいが妥当なところだろう。
新聞のコンテンツを電子化することはもう現在行われているし、
これからもがしがし行われるだろうし、
それが、新聞自体の存在を脅かすことにもなるかもしれない。
でも、
新聞自体を電子化することは、それとは全く違う現象であって、
「Minority Report」に出てきた”大きな新聞”はやっぱり考えにくいものだと思うのだ。
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一応書き加えておくけれど、先日、
富士通が商品化した「電子ペーパー」の実物を見る機会があった。
FLEPia 〜フレッピア
この「電子ペーパー」には、コレステリック液晶という素材が使われていて、
電圧をかけると液晶分子の向きが変わって表示色が変化し、
電圧を止めると液晶分子(つまり色を)をそのまま安定させられるらしい。
つまり、表示内容の書き換え時だけ電力が必要で、
いったん表示させた内容はそれからずっと(半永久的らしい)電力なしで見られるのだ。
電子ペーパーの特徴と構造
液晶の反射で色を表示しているから、液晶画面を見てる時のように目がちかちかしないし、
RGBの液晶3層構造なので、フルカラー表示が可能だ。
さらに、タッチパッドとしても機能する。
表示させるコンテンツを無線で受信してアップデートできるということは、
駅やら電車やらで、容易に最新のコンテンツを入手できるということだ。
書き換え時間がやたらとかかるから現状では動画などには全く対応しないそうだが、
そんなものはちょっとしたらどうにでもなりそうだ。
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現に、富士通のサイトでは、新聞のコンテンツを表示させるメディアとしての使用を提案している。
FLEPiaの画面イメージ
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