a fish dish [Alt-r] 224

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大阪梅田は茶屋町にある、某イタリアンレストラン。
ゴージャス、赤い内装。優雅で洗練されている。

食前酒を決めていると、背後に気配が。
振り返ると、淡白な顔の外国人ウェイター。
おどおどしていて、日本語はたどたどしい。
その目をあわなせない加減に、不安がじわり。

会話は成立せず、
日本人ウェイターも呼んでもらって、
どうにか食前酒が注文できた具合。

それなのに、またやってきて、
「コースノメニューヲ
セツメイシマショウカ?」

おもしろそうだから頼んでみたら、
カンニングメニュー登場。
大きすぎるため、
ちっとも手の中に隠しきれてないメモを
ちらちら見ながら、
必死に話をしてくれるのだが、
いちいちたどたどしく、
それに微妙に関西弁。

カンニングペーパーが気になってしまったので、
彼の手元を凝視していたら、
「ア、 スミマセンッ」
と、超挙動不審。
それでも悪びれるでもなくカンニングは続行。

さて、コースの内容。
メインディッシュについて彼の言っていることが
よくわからない。
魚の説明をしているらしいのだが、
「シロクチデース」
「シロクチトバジルソーズデース」

意味不明。

こっちは、その「シロクチ」が何だかわからないのだ。
仕方ないから、
「もしかして、白身ですか?」
と遠慮がちに質問。

明らかに、白身という言葉が初耳だった彼。
このテーブルだけ時間が止まる。
厨房に聞きに行きたい、しかし、行けない。
そんな気まずいおかしな空気が、我々のテーブルを覆いつくす。

「サカナノクチハ、シロクアリマセーン!」

は!?

ついに彼の口から飛び出した、想像を絶する解説!

彼にも伝わってしまうほどの怪訝な思いが
我々から発せられ、慌てふためいた彼は、
そそくさと厨房に戻っていったのだった。

最初からそうしろ!

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