
10人のチベット僧が街を訪れた5日間、彼らは色々なところから民族楽器の演奏や
読経の依頼を受けていた。そういった依頼をした場所のひとつが、世界中の楽器や本、
装飾品などを扱う店だった。宗教的でない、装飾品としての仏像なども売られている
装飾品店の一角で、チベット僧10人による祝福の読経が20分ほどに渡って行われ
た。
読経のあと、彼らは店の前でインドにある寺院の維持費のための工芸品販売を行なっ
たり、店にあるものをながめたり、各自めいめい時間を過ごしていた。Didgeridoo(デ
ィジェリドゥー?という)オーストラリアの木管楽器を見つけ吹き始めたものもいた。
チベットから彼らがもってきた楽器に良く似ている。そのせいで慣れているためだろ
うか、特に難もなく演奏していた。そんなわけで、インドに亡命しているチベット僧
によるオーストラリアの管楽器の音が、まだすこし肌寒かったアメリカ、フロリダの
店に響き渡った。
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